2024年3月2日土曜日

山陰 一筆書きの旅(1日目、雪のやくも)

山陰歴史館(米子市役所旧館)
伯備線の特急「やくも」。国鉄時代の特急車両381系の引退が6月に迫るが、パノラマグリーン車の編成は一足早く4月に引退することが発表された。2年前にも乗ろうとしたが、前日のダイヤの乱れで編成が変わって乗れなかった。そこで「今度こそは」と最後に乗車するための旅を計画。
伯耆・出雲・石見の旅(1日目)
京都駅 東海道・山陽新幹線
購入した切符は「京都市内→京都市内」の一筆書きの切符。京都→(東海道・山陽新幹線)→岡山→(山陽本線・伯備線)→伯耆大山→(山陰本線)→京都というルート。
「京都市内→京都市内」の乗車券
今回、発券した切符は8枚。米子で途中下車をしたいので、伯耆大山↔︎米子の往復切符も購入。途中下車をしなければ、米子で折り返しても特例で料金はかからない。
今回の乗車券と特急券・指定券
前回のことがあるので本当にパノラマグリーン車編成がくるか不安だったが、今回はちゃんとやってきた。
岡山駅 381系「やくも」パノラマグリーン車
岡山駅 381系「やくも」パノラマグリーン車
車内はパノラマグリーン車の引退を惜しむ乗客で満席。
381系「やくも」パノラマグリーン車
山陽本線 381系「やくも」パノラマグリーン車
伯備線 車窓
カーブの多い伯備線を高速で走れるように、振り子式の機構によって車体を大きく傾ける。
伯備線 車窓
新見駅
3月にしては強い寒気が流れ込み、日本海側は真冬の景色。
伯備線 車窓
伯備線 車窓
足立駅では国鉄色に塗り直された編成と交換。これも6月で運行を終了する。
足立駅 381系「やくも」国鉄色
足立駅 381系「やくも」国鉄色
伯備線 車窓
伯備線 車窓
伯備線 車窓
伯耆大山駅
伯耆大山駅からは山陰本線に入る。一筆書きで京都に戻るにはここで折り返す必要があるが、やくもの多くは米子駅まで停車しないため、米子駅で折り返しても伯耆大山↔︎米子間の運賃は計算されない特例が設けられている。ただし、今回は米子駅で下車したいので、その間の切符を別途、購入している。
山陰本線 車窓
米子駅
米子駅
381系のパノラマグリーン車に代わって4月から運行を開始するのが新型車273系。試運転が行われている。
米子駅 273系「やくも」
米子で下車するつもりだったが、急遽、境線に乗ることに。水木しげるロードがある境港駅に向かう境線は、霊番ホームから発車する。
米子駅 0番ホーム
米子駅 境線 鬼太郎列車
境線 鬼太郎列車
境線 鬼太郎列車
境線 鬼太郎列車
後藤駅で下車。
境線 後藤駅(どろたぼう駅) 鬼太郎列車
境線の駅には『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する妖怪の名前がつけられている。
境線 後藤駅(どろたぼう駅)
境線は1902(明治35)年に山陰で最初に開業した路線。後藤駅は鉄道敷設に尽力した米子の豪商、後藤快五郎に由来する。
境線 後藤駅(どろたぼう駅)
境線 後藤駅(どろたぼう駅)
後藤駅から向かったのは鳥取・島根を代表する本屋さん「今井書店」。御書印をもらいたかったがすでに取り扱いをやめていた。
今井書店 錦町店
旧角盤郵便局
ひとまず昼ごはん。
とり料理 さんぽう
名物のドライカレー。
とり料理 さんぽう
米子の街を散策する。
咲い地蔵
米子の街並み
旧第一モデル理容館
中海の方まで歩くつもりだったが、横殴りの雪で傘が役に立たず、山陰歴史館に避難。
山陰歴史館(米子市役所旧館)
山陰歴史館
山陰歴史館
山陰歴史館
山陰歴史館
雪が収まってきたので散策を再開。
加茂川橋水管橋
坂口合名会社
坂口合名会社
先ほどの今井書店はこの地で誕生した。
今井書店創業の地
寺町通りに行く手前で和菓子屋さんに遭遇。ワインケーキに惹かれて入ったが、強く勧められて焼酎カステラを購入。
清月
寺町通りには9つの寺院が立ち並ぶ。米子城築城の際に伯耆国各地から集められた。
寺町通り 福厳院
寺町通り 瑞仙寺
寺町通り 妙善寺
寺町通り 法蔵寺
中村硝子建材店
後藤家は廻船問屋。
後藤家住宅
後藤家住宅
中海につながる加茂川沿いには土蔵が立ち並ぶ。
加茂川白壁土蔵
加茂川白壁土蔵
加茂川には河童伝説が残る。
カッパの三平
米子本通り商店街はアーケード商店街だったが、今年の2月に撤去された。
米子本通り商店街
米子本通り商店街
大阪のイメージが強いビリケン像がなぜか商店街に。
開運 招き水とビリケンさん
日ノ丸自動車法勝寺鉄道は1967年まで運行していた地方鉄道。
日ノ丸自動車法勝寺鉄道フ50
日ノ丸自動車法勝寺鉄道フ50
米子専門大店
新加茂川と米子城天守台
米子では1988年から2006年まで隔年で、国内外の彫刻家を招いて制作過程を公開する「米子彫刻シンポジウム」が行われていた。彫刻ロードにはその時の作品が展示されている。
新加茂川 彫刻ロード 百瀬啓一郎「塚」
新加茂川 彫刻ロード 薮ノ内弘「夢尻図」
新加茂川 彫刻ロード 氏家慶二「風景の芽」
新加茂川 彫刻ロード ロバート・シンドルフ「OFFERING」
米子市文化会館 白鳥オブジェ
米子駅のカバも米子彫刻シンポジウムの作品だった。
明地信之「Hippopotamus」
駅舎の改修で新しくできた南北自由通路「がいなロード」。「がいな」は米子弁で「大きな」という意味。
米子駅 がいなロード
米子駅の南東側を散策。
旧加茂川放水路 ハクチョウ
旧加茂川放水路 ハクチョウ
旧加茂川放水路 ハクチョウ
旧山陰電気 米子変電所
米子駅は改修によって撮影スポットが整備された。
米子駅 駅前広場 キハ47系
米子駅 がいなロード
一筆書きの旅を再開。山陰本線の観光列車「あめつち」に乗車。
米子駅 観光列車「あめつち」
観光列車「あめつち」
日本海側のカウンター席を予約していた。テーブルには石州瓦の装飾。山陰の工芸品があちこちに用いられている。
観光列車「あめつち」
観光列車「あめつち」岩井窯の洗面器
観光列車「あめつち」因州和紙の照明
あめつちは出雲市が始発。景色を眺めながら予約していた「松江の和菓子詰合せ」をいただく。
観光列車「あめつち」松江の和菓子詰合せ
残念ながら大山は雲の中。
山陰本線 車窓 大山
出雲の神話にちなんだおみくじ。
観光列車「あめつち」おみくじ
山陰本線 車窓
山陰の鉄道は御来屋駅〜米子〜境港から始まった。
山陰本線 御来屋駅
贅沢二十世紀梨ジュース
山陰本線 車窓 日本海
山陰本線 車窓 日本海
山陰本線 車窓
終点の鳥取駅に到着。
鳥取駅
鳥取駅
鳥取駅
鳥取駅は県庁所在地の代表駅としては珍しく有人改札だが、2025年に自動改札機が導入されることになっている。
鳥取駅 改札口
まっすぐ夕ごはんを食べに行く。
ご馳家 ぐらっちぇ
日本海でしかとれず、足がはやいため県外には出回らないクロザコエビ。鳥取では猛者海老と呼ばれ、家庭でもよく食べられている。
ご馳家 ぐらっちぇ モサエビのお刺身
ご馳家 ぐらっちぇ カニミソチーズ
ご馳家 ぐらっちぇ ハタハタたたき
鳥取市は中心部に源泉掛け流しの宿がある。
温泉旅館 丸茂
チェックイン後、締めに鳥取名物を食べに出る。
ホルそば御縁
温泉旅館 丸茂

プロフィール

自分の写真
京都は東山出身。現在は洛北在住。公共交通機関とレンタカーを駆使してあちこち旅します。野球は広島東洋カープ、サッカーは松本山雅、スタジアムに応援に行っています。