2015年2月28日土曜日

上町台地逍遥(真田幸村と落語と織田作之助)

あべのハルカス美術館でやっている「高野山の名宝展」を見に大阪へ。ついでにあたりを散策します。
難波八坂神社の獅子殿

真田幸村ゆかりの地

JR環状線、玉造駅で降りて西へ。このあたりは大坂冬の陣の際に真田幸村が陣を構えたところで、幸村ゆかりの地が多い。
三光神社境内にある真田の抜け穴と真田幸村像
鎌八幡
鎌八幡(霊木に刺さる鎌)
鎌八幡の由来は、幸村が霊木に鎌を打ちつけ、鎌八幡菩薩と称して祈願したところ、大勝したことから。八幡だが、円珠庵というお寺である。

高津宮から生國魂神社へ

古典落語の「高津の富」「崇徳院」でおなじみ、高津さんこと高津宮へ。
高津宮
高津宮
落語「高倉狐」でおなじみの高倉稲荷
高津さんから上町台地を南へ。生國魂神社は上方落語発祥の地と言われる。
生國魂神社参道
生國魂神社
生國魂神社境内
生國魂神社の織田作之助像
『夫婦善哉』で知られる作家の織田作之助は小さい頃、生國魂神社で遊んだという。

『夫婦善哉』の世界へ

織田作之助に導かれるように生國魂神社から西へ向かい、黒門市場を通って千日前へ。織田作之助の代表作『夫婦善哉』にも登場する自由軒のカレーを食べる。
黒門市場
自由軒
自由軒の名物カレー(ご飯にあんじょうまむしてある)
食後、夫婦善哉の店がある法善寺横丁へ。
法善寺横丁
法善寺の水掛不動尊
法善寺の水掛不動尊
法善寺の猫

難波八坂神社

獅子の口が舞台になっている獅子殿が有名な難波八坂神社へ。
難波八坂神社
難波八坂神社の紅梅

あべのハルカス美術館

JR難波駅から天王寺へ。あべのハルカス美術館で開催中の「高野山の名宝展」を観覧。地上300メートルの展望台は長蛇の列だったのであきらめる。
あべのハルカス16階から天王寺方面を望む

天王寺界隈

あべのハルカスから北上し、一心寺へ。現代的な仁王門がお出迎え。
一心寺の仁王門
一心寺から眺める通天閣
一心寺の道路をはさんだところに、真田幸村が討ち死にしたと言われる安居神社がある。
安居神社の鳥居
安居神社にある真田幸村像

道頓堀界隈

恵比須町から地下鉄で1駅、日本橋で降りて、ふたたび法善寺の近く、道頓堀界隈へ。お出汁が美味しいうどん屋、道頓堀今井へ。
道頓堀川
道頓堀今井のきつねうどん
くいだおれ太郎

2015年2月22日日曜日

熱海〜由比〜静岡

MOA美術館

尾形光琳の二大傑作、「燕子花図屏風」と「紅白梅図屏風」を見にMOA美術館へ。同じ部屋に向かい合わせに展示されており、どっちを向いても国宝という状態。
MOA美術館は2度目。入り口から本館まで、高低差60m、総延長200mを、計14基のエスカレーターが結んでいる。
MOA美術館入り口
MOA美術館(本館まで続く長いエスカレーター)
MOA美術館から相模湾を望む(あいにくの雨模様)

由比

当初は熱海梅園や今頃から咲き出す河津桜を見に行こうと思っていたが、天気予報は一日中、雨。東海道を上りつつ、静岡市の芹沢銈介を目指すことに。
まずは東海道の宿場町、由比で途中下車。由比と言えば桜えび。漁期ははずしていますが、由比港漁協直営の食堂では1年中食べられます。
由比桜えび通り
沖づけ丼と桜えびのかき揚げ
途中でお出汁を注いでお茶漬けに
由比港から薩埵峠を望む
数年前は、興津宿から薩埵峠を越え、歌川広重の描いた富士山の情景を見ながら由比に入りました。この日はポツリポツリきていましたので、どこからも富士山は見えません。
由比特有の建築(下り懸魚とせがい造り)
由比本陣
正雪紺屋(由井正雪の生家)

登呂遺跡

由比からふたたび東海道を上り、静岡駅へ。
登呂遺跡は弥生時代の水田跡が初めて発見された遺跡。芹沢銈介美術館はその横にあります。
登呂遺跡(建物や水田が復元されている)
芹沢銈介美術館
芹沢銈介美術館
芹沢銈介美術館
芹沢銈介美術館
芹沢銈介の家
芹沢銈介の家

静岡グルメ

静岡駅に戻り、お土産を物色。
静岡おでん
三島で買ったみしまコロッケぱん
田子の月最中

2015年2月21日土曜日

沼津港〜柿田川公園〜三島

熱海のMOA美術館で、尾形光琳の「燕子花図屏風」と「紅白梅図屏風」を同室に同時展示しているというので、静岡県東部を旅することに。

沼津港

駿河湾は海岸からわずか2kmで水深500mに達するという日本一深い湾。駿河湾の漁港である沼津港には、深海魚水族館があり、めずらしい深海魚が食べられる食事処もあるとあって、多くの観光客でにぎわっている。
この日は天気は下り坂だったが、午前中は港越しに富士山が眺められた。港を守る大型水門は上に展望台があり、港を一望できる。
沼津港から富士山を望む
大型展望水門びゅうお
びゅうおから望む富士山
港内には多くの食堂が軒を連ねるが、人気店は行列必至。開店と同時に深海魚が看板の寿司店に。トウジン、デンデン、ハシキンメ、ムシカレイ、クロムツなどが食べられる。総じて淡白で身は柔らかい。美味。
でんでん(オオメハタ)の握り
クロムツの握り
金目鯛の握り
腹がくちくなったところで深海魚水族館へ。6年間、餌を食べずに生き続けたことで有名になったダイオウグソクムシなどの深海魚と、浅い海の魚を並べて展示。2階にはシーラカンス・ミュージアムも併設され、本物の冷凍個体を展示している。
沼津港深海水族館
沼津深海水族館を有名にしたダイオウグソクムシ
駿河湾の名産、タカアシガニ
深海魚ではないホウセキカサゴ
シーラカンスの冷凍個体
カモノハシの仲間で卵生のハリモグラ
港町の猫

柿田川湧水群

沼津駅に戻り、タクシーで沼津市の隣の清水町にある柿田川公園へ。柿田川はほぼ100%が富士山からの湧水からなるという珍しい川。公園内のあちこちに「わき間」と呼ばれる湧き口がある。
柿田川湧水群
柿田川湧水群のキセキレイ
早咲きの河津桜は今年は開花が遅れ気味。
柿田川公園の河津桜

三島

柿田川公園から歩いて三嶋大社へ。境内の茶屋で名物の草餅、福太郎をいただく。
三嶋大社
三嶋大社本殿の見事な彫刻
境内の茶屋で食べられる福太郎
三嶋大社境内の梅
三島と言えば鰻。有名店の桜屋は以前行ったことがあるので、今回はすみの坊へ。
すみの坊の鰻丼
デザートに、太宰治も通ったというララ洋菓子店で、看板商品のベビーシューとモンブランを購入し、宿で食べる。本日5食目。太宰は当時のママ目当てで通ってコーヒーを飲んでいたという話しだが…。
ララ洋菓子店のベビーシューとモンブラン

プロフィール

自分の写真
京都は東山出身。現在は洛北在住。公共交通機関とレンタカーを駆使してあちこち旅します。野球は広島東洋カープ、サッカーは松本山雅、スタジアムに応援に行っています。